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2007年11月11日

【書評】本田直之『レバレッジ勉強法』

 本田直之氏の『レバレッジ勉強法―仕事に役立ち、継続的なリターンを得る』をご紹介します。本書はすでに12万部売れているそうです。


 本田氏はレバレッジコンサルティング株式会社代表取締役兼CEOで、バックスグループの経営に参画し、常務取締役としてJASDAQへの上場に導いた方です。現在は、日米のベンチャー企業への投資事業を行うと同時に、少ない労力で多くの成果をあげるためのレバレッジマネジメントのアドバイスを行っています。
 この「少ない労力で多くの成果をあげる」というレバレッジの考え方を紹介した一連の著作は、40万部を突破するベストセラーシリーズとなっています。本書はシリーズ最新作であり、レバレッジ・実践編として、「投資としての勉強法」を説いています。時間がない中で効率よく勉強し、年収をアップさせるための方法が盛りだくさんです。本書は年収アップを目指すビジネスマンにとっての必読文献と言っても過言ではありません。


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【目次】
PROLOGUE 勉強とは「いつか役に立つ」ものではない

LEVERAGE.1 あなたの「ビジネス偏差値」は?
 頭の良さは勉強の邪魔になる
 学生時代は勉強をしないほうがいい
 必死になって働くと資産はつくれない
 「とびきり優秀な中国人」の真似をしてはいけない
 年収UPしたければ働くより勉強せよ

LEVERAGE.2 何を勉強するかを決める
 ROIを無視した勉強は害になる
 勉強の分散投資をしてはいけない
 投資アイテムは七つのポイントで選ぶ
 レバレッジが効く勉強は「語学」「金融」「IT」
 頭ではなく足を使って決断する
 「家計簿をつけない男」は成功しない
 人気市場で競ってはいけない
 「できる秘書」がいる経営者は大成しない

LEVERAGE.3 ラクに勉強できる「仕組み」づくり
 子供に勉強を教えてはいけない
 成果をあげたければ「マニュアル人間」になれ
 アウトプットしないとインプットの価値はない
 「ノルマ」とは無意識に継続するためのツール
 やる気が出ない雨の日は、「作業興奮」を利用する

LEVERAGE.4 成果に直結するスケジューリング
 コーチン具より「小学生の時間割」が役に立つ
 早わかり! 3分でマスターできるスケジューリング
 勉強時間のアセットロケーションを考える
 成果を出したければ「休み時間」を確保せよ
 夜は勉強でなく「他人から学ぶ時間」と心得よ
 鞄に「スキマ時間の勉強グッズ」を入れておく
 締め切りは追われるより追うほうが楽しい

LEVERAGE.5 どんな試験にも受かるテクニック
 参考書をそろえるとダメになる
 勉強をする前にまず過去問を解け
 レバレッジ記憶法
 徹底的に脳に刷り込む暗記法
 「やるべきこと」を全部やってはいけない
 スクール&通信教育でモトを取る方法
 試験当日の時間配分法で8割方決まる

LEVERAGE.6 挫折しない英語マスター術
 「英語ペラペラ」を目指してはいけない
 継続するには「小さな成果」を実感する
 体験につなげてレバレッジ・リターンを取る
 欲求をビジュアル化しつづける
 「一般ビジネス英会話」から始めてはいけない
 スクールより役立つNHK英会話を利用せよ
 本のサマリーサービスでレバレッジ・リスニング
 レバレッジが効く英語教材だけを使え

LEVERAGE.7 最速で情報を「勉強する」法
 情報とはすべてのビジネスの血液である
 「良い情報」を求めるとリターンは得られない
 情報をファイリングしてはいけない
 Googleを巨大図書館として活用する
 イザというときのトラの巻は『予測エイジ』

LEVERAGE.8 勉強しやすい環境をつくる
 静かな書斎にこもると勉強ははかどらない
 最新のパソコンこそ最強の勉強ツール
 能率がアップする文房具だけを使う


【内容紹介】

・ROI=Return on Investment(投資に対してどれくらいリターンを取るか)
社会人の勉強は継続的にリターンを得られる自己投資
勉強もROIを考慮することなく始めては、百害あって一利なし


・多くの選択肢から、勉強の目的を厳しくフォーカスする
目的を徹底的にフォーカスし、「目的達成後の自分」と「現在の自分」のギャップ明確にする
「目的達成後の自分」から逆算して必要な勉強・具体的なタスクを決める

ex)
 × 経営者になりたいから金融の勉強をする
 ○ 会社をマネジメントし、数字がどのように動いているかがわかる


・何を勉強するか=投資アイテムの選択
@どんな自分になりたいか
A自分の性格に合っているか
B継続的にリターンが取れるか
(語学、金融知識、IT/資格系)
C勉強するのはいやだが、知らないともっと損をしないか
(不動産、金融市況、税金、法律の知識など)
Dまだ人がやっていない希少性があるか
(すでに人気があるものより、これから人気の出る分野の方が将来のリターンが大きい
⇒時代の先を予測する必要性、情報の重要性)
E実情を知っているか
(業務内容のイメージとの食い違い、コネクション等他の必要条件がある、など)
F時流に合っているか
(「英語さえできれば⇒英語はできて当然」という変化
⇒時代の先を読む必要性、情報の重要性)

リターンを考えて何を勉強するか(投資アイテム)を決める!

本田氏おすすめの投資アイテム
「語学」「金融」「IT」

資格やスキルを身につけている人に実際会って話を聞くと、後々リターンが多い


・勉強で大事なのは「仕組み」づくり

@ゼロから構築せず、先人の智恵を自分のノウハウにする
マニュアル=「普遍化された先人の智恵」
ビジネス書やうまくいった人の話、スクール・通信教育など
Aパッシブ思考からアクティブ思考に切り替える
「なんとなくやった方がいいんだろうな」では受身!
Bアウトプットして初めてインプットの価値が出る
人から学ぶにはコントリビューション(貢献)が必要=ウィンウィンが重要
Cタスクを数字にする⇒
スケジュールを決めて型にはめる
ノルマ化して型にはめる(数値管理)
⇒型にはめるには、小学生の時間割が有効
⇒これらの実行結果を記録する


【感想】
 内容がかなり濃いので、基本的な考え方の部分だけを紹介してみました。「何を勉強するのかを決めるために投資効率を考えるべき」という主張が印象的でした。よく考えればこれは当然の主張です。「目的を明確にしてそのために必要なことをやる」というだけのことですからね。ですが、勉強する分野を選ぶ段階でこれを徹底できている人は少ないと思います。多くの人は、なんとなく勉強する資格を選んだ上で「資格試験の合格に必要なことをやる」となりがちです。通常の「勉強法」も試験合格のための、いわば戦術レベルのものばかりですよね。そんなわけで、本書のように合格後のリターンを見越した、いわば戦略レベルの勉強法はなかなか斬新だと思いました。
 数少ない戦略レベルの勉強法を提供してくれる本書は、ビジネスマンのみならず何かを勉強しようとする方すべてにおすすめできる一冊だと思います。


posted by こまち at 00:54| Comment(1) | TrackBack(1) | 資格 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
「レバレッジ勉強法」を読みました。
本当に内容が濃いですね。
私もこの本を参考にして、
もっと自分を成長させたです。
TBさせていただきます。
Posted by ikadoku at 2007年11月15日 16:31
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Tracked: 2007-11-15 16:42


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